Pride(2014)

pride (1)

【主な登場人物(キャスト)】
●マーク・アシュトン(ベン・シュネッツァー)
 ゲイの権利運動のリーダー格 北アイルランド出身
●マイク(ジョセフ・ギルガン)
 マークの親友
●ゲシン(アンドリュー・スコット)
 ゲイ向け書店経営 北ウェールズ出身
●ジョナサン(ドミニク・ウェスト)
 俳優 ゲシンの恋人 逮捕歴有り
●ジョー(ジョージ・マッケイ)
 調理師学校の新入生 20歳 通称ブロムリー 写真が趣味
●ステフ(フェイ・マーセイ)
 レズビアン

●ダイ・ドノヴァン
 ディライス炭鉱の代表 妻マーガレット
●クリフ(ビル・ナイ)
 組合の書記
●ヘフィーナ(イメルダ・スタウントン)
 福祉委員長
●シャン
 福祉委員 炭坑夫マーティンの妻

●モーリーン
 福祉委員 クリフの弟(故人)の妻 息子2人



【あらすじ】
1984年、英政府発表の20か所の炭鉱閉鎖案に抗議し、炭坑夫たちが始めたストライキが4か月目に突入した日。
ロンドンに住む同性愛者のマークは、同じく政府に虐げられている者として、炭坑夫とその家族を支援することを思い立ち、LGSM(炭坑夫を支援する同性愛者の会)を立ち上げる。
しかし、創立メンバーはわずか数人、会の名前を出しただけで全国炭坑労働組合にも無視される始末。
それでも、南ウェールズのディライス炭坑に直接連絡をとり、代表としてやって来たダイにゲイの団体であることを受け入れてもらう。

募金の礼として招待を受け、ディライス炭坑のあるオンルウィン村へやって来たLGSM。
ダイや福祉委員長ヘフィーナたちからは歓迎を受けたものの、多くの炭坑夫たちからは冷たい視線を浴びる。
しかし、警察に拘留された若者たちがジョナサンの助言で釈放されたことや、パーティーで一緒に踊り酔っぱらったことで、徐々に連帯の輪が広がっていく。

政府との交渉難航によりストは10か月を超え、オンルウィン村は厳しい冬を迎える。
生活の困窮と内部の対立で疲弊する村民たちを見かね、マークは攻勢に転じることを宣言、再び村民たちを奮い立たせる。
一方、モーリーンの密告により、新聞に「オカマが炭坑支援」の見出しが躍る。
それを恥じた村民の声は抑えがたく、LGSMからの支援について採決が行われることに。

ロンドンに戻ったLGSMは、新聞記事の影響を逆手に取り、資金集めのコンサートを企画。
ヘフィーナたちの手も借りてコンサートは大盛況、多額の資金を集めることに成功する。
採決に間に合うよう村に戻ったヘフィーナたちだったが、モーリーンの暗躍で時間が前倒しされ、時すでに遅し。
ディライス炭坑は今後LGSMからの支援を断ることが決定する。

1985年3月、1年以上に及んだストは全国炭坑労働組合の敗北で終結し、ディライス炭坑の男たちは職場へ復帰。
同年6月、ディライス炭坑の採決以来、LGSMから離れていたマークが戻ってくる。
そして、ロンドン、ゲイ・プライド。
ダイやヘフィーナらオンルウィン村の面々、さらにはイギリス各地から炭坑夫たちが続々と集結、LGSMとの連帯を示す。
大所帯となったLGSMは、威風堂々、パレードの先頭を行く。





【感想】
人生の宝物 と言える映画に出会ってしまったわ…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
泣いて、笑って、最後に力をもらえる映画 よ。
ワタシの場合、ゲイの登場人物に共感する部分が映画への没入を加速させてるのは否めないけど、それを抜きにしても素晴らしい作品だって胸を張って言えるわ。
まったく相容れないはずの2つの集団が、少しずつ絆を深めていく過程はどうしようもなく感動的だし、誰もが身近な人間関係の問題解決に活かせるんじゃないかしら。

実話を基にした映画は他にもたくさんあるけど、その度合いはピンキリよね。
事実から着想を得た っていう程度から、人物造形もストーリーもほぼ脚色なし っていうものまで。
その点、この映画は後者に近い印象を受けるわ。
それもそのはず、この記事 によれば、LGSMが自ら制作したドキュメンタリー・フィルム と、そこにクレジットされた人物からの綿密な取材によってこの映画ができたんですって。
この映画の持つ力の源は、まさしくそこなんじゃないかしらね。

考えを改めた炭坑夫側も評価すべきだけど、やっぱり 最初の一歩 を踏み出したマークは偉いわ。
政府っていう共通の敵がいるとは言え、炭坑夫なんていう ゲイの対極 にいるような人たちに対して、自分から手を差し伸べたんだもの。
でも残念なことに、実在のマーク・アシュトンはパレードから2年後、26歳の時にエイズに起因する感染症で亡くなってるのね…。
劇中でマークがHIV検査推進のポスターを不安げに見る描写があったし、元彼のティムから感染したとかかしら。
ちなみに、複数の抗HIV薬を組み合わせる カクテル療法 が導入されたのは、1990年代に入ってから。
一方で、実在のジョナサン・ブレイクさんはHIVポジティブでもお元気だそうで何よりだわ。

Dominic West with the real Jonathan Blake
PRIDE.jpg


あらすじはシリアス一辺倒になっちゃったけど、笑えるシーン もいっぱいよ。
・ジョナサン(ドミニク・ウェスト)のダンスシーン
・ジョナサンがヘフィーナに贈ったクリスマスカード
・ボンデージ姿のゲイたちと意気投合するヘフィーナたち
・クリフ突然のカミングアウトとヘフィーナの「知ってたわ」
・マークからマイクへの居丈高な謝罪


もちろん 感動のシーン も。
・マークと村の若者カールの握手
・村民たちの「パンとバラ」の合唱
・ゲシンと母親の16年ぶりの再会
・家族にゲイバレしたジョーの自立
・ジョナサンの勧めでシャンが大学入学、のちに女性初の地方議会議員に

そして最後の パレードのシーン は鳥肌ものよ!(゚∀゚)


ワタシは日テレの放送で見たんだけど、時間的にたぶんカットされてるわ。
Hulu で全編見られるはずよ。



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コメント

  1. Ken.Osaka | -

    はじめまして

    こんにちわ。いつも楽しく読ませていただいております。
    ドラマの趣味がかぶるところが多く、特に、最近では、レギオンやホームランドの感想を楽しみにしていました。

    ところで、「Pride」もかぶるとは、、、です。僕は、劇場で観たんですが、終わった時、ほんと、爽やかな気分になりました。ビル・ナイを追いかけているので、この映画を鑑賞したのですが、Ricky247も同じ感動もあって、感慨深いです。

    さて、これから暑くなりますが、体調に気をつけていただき、ドラマ・映画の鑑賞をしてくださいね。それでは。

    ( 12:44 )

  2. Ken.Osaka | -

    失礼

    敬称が抜けていました。「Ricky247さん」。ごめんなさいね。

    ( 12:48 )

  3. Ricky247 | -

    Ken.Osaka さん

    いらっしゃ~い( ´ ▽ ` )ノ

    レギオンとホームランドは、ワタシが今年いちばんハマって、いちばん頑張って記事書いたドラマだから、楽しんでもらえてうれしいわ~(´∀`)
    どっちも1週間が待ち遠しくなるくらいおもしろかったわよね!

    この映画、ワタシが最近見た映画の中じゃピカイチだわ!
    勢いに任せてDVD買っちゃおうかと思ったけど、とりあえずhuluでノーカット版を見てみるわ。
    やっぱり映画は劇場で観ると感動もひとしおでしょうね。
    ワタシは海外ドラマも映画も家で鑑賞するばっかりになっちゃったけど、ひさしぶりに行っちゃおうかしら!

    よかったらまたコメントしてってね~♪

    ( 01:54 )

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