Taking Chance(2009)

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【あらすじ】
海兵隊本部で人員配置の任に就く中佐ストロボル。
ある日、イラク戦争の戦死者リストの中に同郷の一等兵チャンス・フェルプスの名を見つけ、彼の遺体を遺族の元に送り届ける護衛任務に志願する。
多くの人の手によって遺体が棺に納められると、遺品とともに飛行機と車を乗り継ぐ長旅へ。
道中、棺の搬送に関わる人々の敬意とそれを見守る人々の哀悼に触れながら、やがて遺族の住む町へ辿り着く。






【感想】
この映画、見方によっては 反戦映画 にもそうでないようにも思えてくるわね。
どちらにしろ、押しつけがましいものではないわ。
第一にあるのは、命を賭けて戦い、死んでいった者への敬意 よね。
仲間たちの手よって、戦死者が戦場から運ばれ、清められ、故郷に帰っていくことにも表れてるし、それを見つめる 民間人の目 を通しても感じられたわ。

「事実に基づく物語」 がどの程度「基づ」いてるのかと思ったけど、最後に実際のチャンス・フェルプスの映像が出てきて、一気に鳥肌が立ったわ。
冒頭で流れた戦場の音声も、実際のものなのかしら。
劇中で戦友アレンツが語ってたのも実話かもしれないし、そう思わせるリアリティが映画全体に満ちてるわ。

戦争・事件・事故に関わらずたくさんの人が亡くなると、直接関わりのない人間は その数 だけで考えてしまいがちよね。
だけど、その一人ひとりに人生と未来があって、悲しむ家族や友人がいるってことを、この映画は再認識させてくれたわ。

寡黙な主人公ストロボルを ケヴィン・ベーコン が繊細に演じてたわね。
フェルプスの戦友や遺族を通して彼の勇敢さを知ることで、家族を持って戦地から遠ざかった自分 に対する罪悪感が膨らんでいくのが、表情からにじみ出るようだったわ。
ストロボルは退役者からそんなふうに思う必要はないことを諭されてたけど、最後、家族のもとへ帰りついた彼は何を思ったかしら…?

ケヴィン・ベーコン以外の俳優たちも真に迫った演技を見せてくれたわ。
海外ドラマで見た顔としては、
・マシュー・モリソン(『glee』ウィル・シュースター役)
・トム・アルドリッジ(『ダメージ』ピートおじさん役)
・エンヴェア・ジョカイ(『デクスター』ヴィクトル・バスコフ役)
・マイク・コルター(『グッド・ワイフ』ルモンド・ビショップ役)

が出てたわね。
あと、ほんのチョイ役で『クワンティコ』の "自称ゲイ"サイモン役テイト・エリントン も。

映画って言っても、劇場公開されたわけじゃなくて、HBO制作 のいわゆる TVムービー ってやつで、残念ながらDVDやBDの発売されてないわ。
だけどまたスターチャンネルで放送予定があるから、興味があったら見てみてね。

2016/8/4 (木)午後 3:00
2016/8/9 (火)あさ 6:30
2016/8/12(金)夕方 6:45




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