ブレイキング・バッド3-10「かなわぬ最期」
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【あらすじ】
methの生産高を計算していたウォルターは、多めに作っていた分が1/4から1/2ポンドほど足りないことに気付く。
流出、蒸発、凝縮、残留…ジェシーが挙げるどの可能性も、納得に至るものではない。
ジェシーが帰ったあともラボでひとり頭を捻っていると、どこから入ってきたのか、目の前に一匹のハエが。
人間をあざ笑うかのように逃げ回るハエに手を焼き、天井近くにとまったそれを叩こうとして転落し、頭を打つ始末。
翌朝、出勤してラボのドアを開けようとしたジェシーは、空気が外へ逃げていく"陽圧状態"に面食らう。
ウォルターから「ラボが汚染された」と告げられ慌てるが、よくよく聞いてみれば、1匹のハエが入ってきただけ。
たかがハエ1匹を徹夜で追いかけるウォルターの正気を疑い、さっさと精製を始めようとするが、「ハエを捕まえるまで何も作らない」と強情を張るパートナーに匙を投げる。
ハエがウォルターの頭にとまるという絶好のチャンスも逃すと、気分転換に彼をラボから連れ出そうとするが、鍵を取られて閉め出される。

ひとりでハエ退治に集中するウォルターだったが、あと一歩というところでジェシーにブレーカーを落とされ失敗。
仕方なくジェシーを中に入れ、彼が淹れてくれたコーヒーを飲んで一息つくが、それが睡眠薬入りの代物であるなど知る由もない。
ジェシーがガンに侵されたおばについて話し終えると、その話から思い至るのは、今や病を克服しつつある自分が"完璧な死期"を逃したということ。
妻に嘘がバレる前で、娘が生まれた後で、金が出来た後で…などと考えていくと、ジェーンが死んだ夜のことが思い浮かぶ。
あの夜、バーで隣り合った男と家族について話し、その男が後にジェーンの父ドナルド・マーゴリスであると知ったことをジェシーに告白。
次第に意識が朦朧としてくる中、妻が娘に歌う子守唄を聴いていた場面を思い出し、「もしもあの時にそのまま身を任せ逝けたら…完璧だったのに」と吐露する。
そして、ジェシーに「I'm sorry...sorry about Jane.」と懺悔するも、彼にその真意は伝わらない。
その後、遂にハエを仕留めたジェシーは、眠りに落ちたウォルターをソファに寝かせ、meth精製に取り掛かる。

翌朝、ジェシーとともにラボを出たウォルターは、彼から出荷量の報告を受け、家に帰ろうと車に乗り込む。
が、思い直してジェシーに声をかける。
「私が足りないと言った半ポンドだが、責めるつもりはない。だがもし連中に見つかったら…」と手を差し伸べるが、ジェシーの答えは「取ってねえよ」。
「いくら私でもかばい切れないぞ」と警告しても、「誰が頼んだ?」と突っぱねられる。


【感想】
あのハエは 何かの暗喩 ってことなのかしら??
冒頭と最後のシーンで明滅してた赤い光(火災報知器?)も同じく。
その答えが後々分かればいいけど。
ところで、ハエなんか殺虫剤でササッと殺してラボを換気する 、ってことじゃダメなのかしら…?

ここへ来て、ジェーンに関する話がまた出て来るとは思わなかったわ。
ブレイキング・バッド2-12「マイ・リトル・ガール」 参照)
睡眠薬飲まされたウォルターがどこまで話しちゃうのか、気が気じゃなかったわ。
とりあえず、ジェーンを見殺しにしたことまでは具体的にしゃべらなかったけど、いつか、どういう形でかは分からないけど、ジェシーに知れる時がくるのかしら…。
ウォルターの "sorry" は謝罪の言葉なんだけど、真相を知らないジェシーには「残念だ」くらいのお悔やみの言葉にしか受け取れないのね。
あそこは日本語に訳すと逆に???だわ。

ジェシーはせっかくウォルターが手を差し伸べてくれたんだから、あそこでゲロって謝っちゃえば良かったのに。
逆に「誰が頼んだ?」憎まれ口叩いちゃって、問題が大きくなってからじゃ遅いんだから!(*`д´)
それはそうと、車の灰皿に残ってた 口紅のついた吸い殻 が切なかったわね…。

冒頭のハエのアップと、あの羽音に鳥肌立っちゃったわ。
ワタシの3大嫌な音 のひとつに虫の羽音が入ってるんだから!
耳を塞いで、(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい 状態だったわw

今回は、1話を通してほぼウォルターとジェシーの 2人芝居 だったわね。
スカイラーも、ハンクも、マリーも、ガスも、ソウルも出番なしで。
そして、抽象的って言うか、何とも掴みどころのない話だったわね。
前回とは違った意味で、今回のあらすじもなかなかの難敵だったわw

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コメント

  1. リタミツコ | R3CmE9q6

    S3Ep10 観ました!

    Ricky247さん、あけましておめでとうございます。
    今年も、よろしくお願いいたします。

    新年早々、シュールなエピソードで、あらすじ作成が大変だったことでしょう!
    これまでにも“演劇的(舞台的)”なエピはありましたが、今回は際立っていましたね。
    どこの不条理劇?と思ってしまいましたよ。

    これ、アメリカでの受け入れられ方はどうだったんだろ…と気になって、Wiki英語版をチェックしてみたら、視聴者数の点ではシーズン3の下から2番目で(最下位はエピ12だそう)、レビューは賛否両論だったと書いてありました。
    批評家は絶賛する人が多かった一方(特に演出や撮影の点で)、一般視聴者はワーストエピソードに挙げる人もいたとか。
    ネガティブなレビューは主として「プロットの展開やアクションが欠落している」ことを指摘したようです。

    でも、批評家の中には"the best bottle show ever"(これまでで最高のボトル・ショー)という人もいたそうで。
    私、ボトル・ショー(orボトル・エピソード)という言葉を知りませんでしたよ。
    調べてみたら、テレビシリーズにおいて、数少ない登場人物で、お金のかからない有り物のセットで(そしてほとんどそのセットしか使わずに)作る、低コストのエピソードのことなんですね。往々にしてシーズン中盤に差し挟まれるんだとか。
    とすると、今回の不思議エピソードは、まず“ボトル・エピソードを1本作ろうぜ!”というコンセプトありきだったのか、というひねくれた見方もできますねw

    >あのハエは 何かの暗喩 ってことなのかしら??
    う~~ん、これ、私も考えたのですが、お正月でごちそうボケした私の頭には、難しすぎるお題でした(笑)
    というか根本的に、1匹のハエや、あの火災報知機の光に異様にこだわる今回のウォルターの心理は、どういったものだったのでしょうね?
    一瞬、おばさんの例を語ったジェシーと同じ疑いを抱きましたが、定期健診では異常がなかったのですよねぇ?
    最後、ジェシーの身の心配をするウォルターは、いたってマトモでしたし…。
    今回のオブセッション状態は、何を意味しているんでしょう???

    実は、私も虫は大の苦手なので、オープニングから「うへ、カンベンしてよ!」と思っていましたw
    さあ、不思議ボトル・エピソードを経て、来週は派手に動いてくれるでしょうか?

    ( 17:41 [Edit] )

  2. Ricky247 | -

    リタミツコ さん

    > Ricky247さん、あけましておめでとうございます。
    > 今年も、よろしくお願いいたします。

    あけましておめでとうございますm(_ _)m
    毎回リタミツコさんにコメントもらえて、本当にうれしいわ。
    今年も期待しちゃうんだから!

    > 新年早々、シュールなエピソードで、あらすじ作成が大変だったことでしょう!
    > これまでにも“演劇的(舞台的)”なエピはありましたが、今回は際立っていましたね。
    > どこの不条理劇?と思ってしまいましたよ。

    シュールもシュール、大シュールよねw
    年明け一発目の放送から、何の嫌がらせかって感じだわw

    > これ、アメリカでの受け入れられ方はどうだったんだろ…と気になって、Wiki英語版をチェックしてみたら、視聴者数の点ではシーズン3の下から2番目で(最下位はエピ12だそう)、レビューは賛否両論だったと書いてありました。
    > 批評家は絶賛する人が多かった一方(特に演出や撮影の点で)、一般視聴者はワーストエピソードに挙げる人もいたとか。
    > ネガティブなレビューは主として「プロットの展開やアクションが欠落している」ことを指摘したようです。

    あら~、ブービー賞なのね。
    でも、ワタシからすれば、さもありなんって感じだわ。
    確かに、ハエ目線で撮ってみたりとか凝った演出はあったけど、それが直接ストーリーに関わるわけじゃないものね。
    批評家っていう人種は、小難しくて、意味ありげな話をありがたがるものなんじゃないかしら。(偏見たっぷり)
    それはそうと、
    >(最下位はエピ12だそう)
    が怖いわ!

    > でも、批評家の中には"the best bottle show ever"(これまでで最高のボトル・ショー)という人もいたそうで。
    > 私、ボトル・ショー(orボトル・エピソード)という言葉を知りませんでしたよ。
    > 調べてみたら、テレビシリーズにおいて、数少ない登場人物で、お金のかからない有り物のセットで(そしてほとんどそのセットしか使わずに)作る、低コストのエピソードのことなんですね。往々にしてシーズン中盤に差し挟まれるんだとか。
    > とすると、今回の不思議エピソードは、まず“ボトル・エピソードを1本作ろうぜ!”というコンセプトありきだったのか、というひねくれた見方もできますねw

    へえ、そんな言葉、ワタシも初めて聞いたわφ(・ω・ )メモメモ
    言われてみれば、そういう作りのエピソードを目にするし、今回はその条件を満たしてるわね。
    今回は、エピソードの質とか完成度っていう点では評価できるけど、中身はあんまりなかった気がするわ。
    ストーリー上、重要な部分と言えば、
    ・ウォルターがジェシーの横流しに気付く
    ・ウォルターがジェーンを見殺しにした件が再浮上

    くらいなもんじゃないかしら。

    > >あのハエは 何かの暗喩 ってことなのかしら??
    > う~~ん、これ、私も考えたのですが、お正月でごちそうボケした私の頭には、難しすぎるお題でした(笑)
    > というか根本的に、1匹のハエや、あの火災報知機の光に異様にこだわる今回のウォルターの心理は、どういったものだったのでしょうね?
    > 一瞬、おばさんの例を語ったジェシーと同じ疑いを抱きましたが、定期健診では異常がなかったのですよねぇ?
    > 最後、ジェシーの身の心配をするウォルターは、いたってマトモでしたし…。
    > 今回のオブセッション状態は、何を意味しているんでしょう???

    リタミツコさんの頭脳をもってしても解けない謎なのね!
    ワタシはすっぱり諦めることにするわ!w
    これまでのワタシのドラマ鑑賞経験からすると、意味ありげな描写って、視聴者を深読みさせるだけで、その実たいした意味はないってことが多い気が。
    もちろん、このドラマに関しては分からないんだけど。

    > 実は、私も虫は大の苦手なので、オープニングから「うへ、カンベンしてよ!」と思っていましたw
    > さあ、不思議ボトル・エピソードを経て、来週は派手に動いてくれるでしょうか?

    ハエのアップから始まるとか、カンベンしてほしいわよねえw
    まだGじゃなくて良かったけど…。
    次回は、虫無しかつストーリー的に動きのある話になることを願うわ。

    ( 22:05 )

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