ブレイキング・バッド3-9「不条理な世界」
Kafkaesque


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【あらすじ】
ようやく腰を据えてmeth精製に着手したウォルターとジェシーは、週200ポンドのノルマをクリア。
が、ジェシーはウォルターがノルマを超えた分のmethをタダで出荷することに不満を募らせる。
ガスが1ポンドあたり4万ドルで捌くとすれば、売り上げは3か月で9,600万ドル、自分たちにはそのうちの300万ドルしか支払われないことにも。
一方、昏睡から目覚めたハンクは、見舞いに来たゴメスに悪態をつけるほどに。
ゴメスから再びblue methが急激に広がり始めたことを知らされ、予想が正しかったことを称えられても、自由の利かない体と耐えがたい痛みの慰めにはならない。
そして、襲撃の1分前に電話で警告があったことを明かすと、麻薬カルテルとの関連を疑うゴメスの発言に、傍で聞いていたウォルターとスカイラーは顔を見合わせる。
ソウルに呼び出されたジェシーは、資金洗浄のためにネイルサロンの購入を勧められる。
が、手数料がウォルターには5%なのに対して、自分には17%と言われては、聞く気にもならない。
ドラッグのグループセラピーに出席すると、"コインランドリーの会社"の仕事、そして"ボス"と"オーナー"に対する不満をぶちまける。
金を稼ぐ以外にやりたいことに話が及ぶと、「自分の手で何か作りたい」と希望を口にし、高校の技術の授業で木の箱を作ったエピソードを話し始める。
適当に作品を仕上げるも、担当教師から「これがお前のベストか?」と聞かれて奮起し、5作目の力作は母親にあげたことを披露。
が、すぐに「母親にはあげなかった。マリワナと交換したんだ」と撤回する。

ハンクの神経機能は回復を見せているものの、再び歩けるようになる可能性は高くないことが医師から知らされる。
少しでも早くハンクのリハビリを始めたいマリーだったが、立ちはだかるのは保険の壁。
許可が下りるまでには数日を要し、さらに週4回までという適用範囲にも納得できない。
経済的負担を考えれば、医師と保険担当者が勧めるように保険適用内での治療にとどめるべきだが、あくまでもそれ以上のリハビリ頻度と最高の療法士を希望する。

ロス・ポジョス・エルマノスの養鶏場を訪れたウォルターは、ガスに腹を割った話し合いを持ちかけ、彼の一連の行動と狙いを明らかにしていく。
ガスが2人の暗殺者の標的をハンクへと変えさせたのは、自分(ウォルター)の命を救うため。
一方で、ハンクに警告の電話を入れたのは、両者を撃ち合わせ、連邦捜査官への襲撃ということで米政府、さらにはメキシコの政府と警察を動かすため。
その結果、麻薬カルテルによる南からのmethの供給が遮断され、国境北のドラッグ市場は独占状態となり、莫大な利益を得る、という寸法。
「君が私の命を救った。それ以上にその手腕に感服した」と伝えたうえで、3か月の契約が終了した後についての懸念を明かす。
そして「私が引き受けたのは、家族を守るためだ」と改めて示し、1年1,500万ドルの条件を引き出す。

マリーとともに自宅に戻り、一息ついたスカイラーだったが、突然のテッドの訪問に驚かされる。
連絡がないこと、2人の関係を妹にも隠していることを暗に責められると、性急に結論を出すことは避けつつも、テッドを追い返す。

バッジャーとスキニーピートを呼び出したジェシーは、「また俺たちで売ろう」と持ちかけ、その算段を整える。
まずは、超過分のmethをウォルターに少なく報告、その差分をくすねる。
次に、グループセラピーにバッジャーとスキニーピートを参加させ、皆の前でblue methの抗えない魅力について話させれば、下準備は完了。

ハンクの治療費の捻出に苦慮するマリーに対し、スカイラーからそれを援助するとの提案が。
「お金なら十分ある。彼が稼いだから」とまで話すスカイラーを、ウォルターは慌てて止めようとするが、続く「ギャンブルでね」の言葉に目を丸くする。
きっかけはガン発覚、目的は治療費と家族の生活資金、と事実を織り交ぜた作り話はマリーを信じ込ませるには十分。
統計的に導き出したブラックジャックの必勝法を駆使してカジノや違法な場で稼いだという筋書きに乗り、「7ケタはある」と手持ちの金額を明かす。
援助が決まり、スカイラーの機転に感心するが、「誰かさんから学んだの。おそらくハンクの件はあなたが原因でしょ」と突き付けられ、言葉を失う。


【感想】
とりあえずハンクが目覚めてくれてホッとしたわ。
ゴメスだけじゃなくて、ワタシも騙されたじゃない!w
でも痛みは深刻そうだし、神経機能もまだまだで、何より 歩けるようになる保証が無い って…。
初詣のお願いが決まったわ!(行かないけど)

ジェシーったら、また余計なことを始めやがったわ!
3か月で150万ドルも稼げるんだから十分じゃないの。
methの横流し なんかして、ガスにバレたらただじゃ済まないわよ!
グループセラピーでの ステマ にはちょっと感心しちゃったけどw
ところで、木の箱の話 は後々関係してくるのかしら…?

ガスの養鶏場からの帰り道、車をぶっ飛ばして目をつぶったウォルターはどういう心境だったのかしら??
すべて終わりにしたい、終わりになってもいい、とか??
それにしても、時速90マイル≒145km なんて、とてもじゃないけど怖くて出せないわ!

スカイラーのウォルターに対する気持ちは変化してきてるのかしら?
とりあえずテッドはもうどうでもよさそうだし(ポイ捨てされたテッドカワイソス(´・ω・))、援助のくだりの口ぶりじゃ、ウォルターの行動に少しずつ理解を示してきてるような気がするわ。
「あなたは大丈夫?」ってウォルターの身も心配してたから、身近に危険が迫ってることで、本当に大事な人が誰か ってことに気付いたのかもしれないわね。
ところで、離婚したことってマリーは知ってるんだったかしら??

今回のあらすじは特に難敵だったわぁ。
何となくしか理解できてなかった部分 をまとめるのに苦労しちゃった。
主に、ガスの目論見のところなんだけど。
ま、とにかく年内はこれで終わり。
って言っても、次の第10話は 元日 にちゃんと放送するのねw

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コメント

  1. リタミツコ | R3CmE9q6

    S3Ep09 観ました!

    お利口さんたちのミーティングと、おバカさんたちのミーティング。
    2つのミーティングが対照的でしたねw
    ウォルターとガスのミーティングは、チェスの一局のように、ぴりぴりとした緊張感。
    お互いに相手の頭脳に敬意を払っているのが、カッコよかったですね。
    ウォルターが真相を見破った上で、「私でもそうする」と率直に言うのがよかった。
    あれでまた、ガスの“お気に入り”度が上がったんじゃないでしょうか。

    一方、おバカ3人組のミーティング。
    画策している内容からして「どうぜ失敗するんだからやめとけよ、あーあ」というお粗末さですし、ジェシーが習ったばかりの「カフカ的」という言葉を使うと、誰一人分からないんだけど、分かったフリをして、「だよなー」とかテキトーに言っているのが笑えましたw

    「おまいはトム・ピリビかっ?!」とツッコミたくなるような、スカイラーの大ボラ吹きぶりでしたね。
    あんなすらすらウソがつけるなんて…ウォルターならずとも、口あんぐりです。
    第1シーズンで、確かスカイラーは「本を書きたい」とか口走っていませんでしたっけ?(私の記憶違い?)
    あれは、このシーンの創作力を説明するための壮大な伏線だったのかと思ってしまいましたよw

    そして、ぞんざいな扱いをされて哀れなテッド@涙
    また話そうといいつつ、スカイラーの気持ちが離れているのは感じているようでしたね。
    このキャラは、このままフェードアウト?別れに際してヒトモメあるのでしょうか?

    ハンクは痛々しかったですが、Ricky247さんが初詣で祈ってくれるから、大丈夫でしょう、きっと!

    しかし、ソウルの事務所はサービスいいですよねぇ。
    顧客の資金洗浄の手立てまで具体的に紹介してくれる。
    実際に店まで探してくれるなんて、すごくいい弁護士ですw手数料17%でも、元はとれるじゃないか、ジェシー!

    目をつぶっての爆走は、確かにちょっと謎でした。
    ガスのような恐ろしい男に自分から契約延長を申し出るということ自体が、目をつぶって車を走らせるような恐ろしいこと、という比喩なんでしょうか???

    Ricky247さんの“まとめ”のおかげで、毎回頭が整理できます。
    今年最後のあらすじ、お疲れ様でした!来年もよろしくお願いします!

    ( 12:47 [Edit] )

  2. Ricky247 | -

    リタミツコ さん

    > お利口さんたちのミーティングと、おバカさんたちのミーティング。
    > 2つのミーティングが対照的でしたねw
    > ウォルターとガスのミーティングは、チェスの一局のように、ぴりぴりとした緊張感。
    > お互いに相手の頭脳に敬意を払っているのが、カッコよかったですね。
    > ウォルターが真相を見破った上で、「私でもそうする」と率直に言うのがよかった。
    > あれでまた、ガスの“お気に入り”度が上がったんじゃないでしょうか。

    あの緊張感、たまらないわぁ~w
    ウォルターはハンクを襲わせたことに怒ったりするのかと思いきや、そんな雰囲気でもなかったわね。
    自分を助けてもらったことで"トントン"なのかしら。
    すべてを計算ずくでやってのけたガスも、それを見破ったウォルターもすごいわ。
    ところで、ミーティングが開かれたあの場所、ロス・ポジョス・エルマノス直営の養鶏場(の事務所)でいいのかしら。
    「コッコッコッ」って鳴き声が聞こえてたから。
    あの場所って今までも何度か出てきてたけど、今回初めて気が付いたのw

    > 一方、おバカ3人組のミーティング。
    > 画策している内容からして「どうぜ失敗するんだからやめとけよ、あーあ」というお粗末さですし、ジェシーが習ったばかりの「カフカ的」という言葉を使うと、誰一人分からないんだけど、分かったフリをして、「だよなー」とかテキトーに言っているのが笑えましたw

    使ってたわね「カフカ的」w
    果たして、あの使い方で合ってたのかどうかw
    でも、カッコ良さげな言葉を覚えたそばから使ってみたくなるその気持ち、分からないでもないわw

    > 「おまいはトム・ピリビかっ?!」とツッコミたくなるような、スカイラーの大ボラ吹きぶりでしたね。
    > あんなすらすらウソがつけるなんて…ウォルターならずとも、口あんぐりです。
    > 第1シーズンで、確かスカイラーは「本を書きたい」とか口走っていませんでしたっけ?(私の記憶違い?)
    > あれは、このシーンの創作力を説明するための壮大な伏線だったのかと思ってしまいましたよw

    ほんと、スカイラーったらトム・ピリビ級の嘘つきねw
    (今の今まで、「トム・ピリピ」だと勘違いしてたのは内緒)
    とは言え、ちょっと出来すぎの嘘のような気もするんだけど、マリーの疑念(ホワイト夫妻の別居の原因はウォルターの浮気じゃないんじゃないかっていうアレ)っていう伏線があったことを考えると、しっくりきちゃうのよね。
    スカイラーの「本を書きたい」は、ワタシちょっと記憶にないわ。
    でも、あの創作力なら書くのをお勧めしたいわねw

    > そして、ぞんざいな扱いをされて哀れなテッド@涙
    > また話そうといいつつ、スカイラーの気持ちが離れているのは感じているようでしたね。
    > このキャラは、このままフェードアウト?別れに際してヒトモメあるのでしょうか?

    このままフェードアウトじゃ、かわいそすぎよぉ(;_;)
    スカイラーにもちょっとくらい痛い目見てもらわなきゃ!
    会社を辞めるくらいじゃ手ぬるいから、ジュニアに知られるとかはどうかしら…?

    > ハンクは痛々しかったですが、Ricky247さんが初詣で祈ってくれるから、大丈夫でしょう、きっと!

    外は寒いから、コタツの中から祈ることにするわ!(`・ω・´) b  ビシッ!!

    > しかし、ソウルの事務所はサービスいいですよねぇ。
    > 顧客の資金洗浄の手立てまで具体的に紹介してくれる。
    > 実際に店まで探してくれるなんて、すごくいい弁護士ですw手数料17%でも、元はとれるじゃないか、ジェシー!

    いつまでもアウトロー気取りのジェシーには、税金払うなんてまっぴらごめんなんでしょうね。
    ウォルターやソウルみたいな年長者の言うことを素直に聞いてりゃいいのに。
    それにしても、手数料は差をつけすぎだと思うけどw

    > 目をつぶっての爆走は、確かにちょっと謎でした。
    > ガスのような恐ろしい男に自分から契約延長を申し出るということ自体が、目をつぶって車を走らせるような恐ろしいこと、という比喩なんでしょうか???

    上でミーティングのこと書いてて思ったんだけど、自分が助かった代わりにハンクが死にかけたことに対して、忸怩たる思いがあるのかもしれないわね。
    まあ想像でしかないから、あとでこの時の心境を語ってほしいわ。

    > Ricky247さんの“まとめ”のおかげで、毎回頭が整理できます。
    > 今年最後のあらすじ、お疲れ様でした!来年もよろしくお願いします!

    ワタシも初見ゾーンに突入して、さらに理解がむずかしくなって困っちゃう!
    まとめようにも"まとめ"になってないこともあると思うけど許してぇ~w
    こうやってリタミツコさんと感想の交換してると、自分だけじゃ気付かなかった点がポロポロ出てきて面白いわ!
    こちらこそ、来年もよろしくお願いしますm(_ _)m

    ( 18:01 )

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