【ネタバレ】映画『ミスティック・リバー』あらすじ&感想

Mystic River(2003)

z5890110Q,-Rzeka-tajemnic-

BSプレミアムで放送してたから見てみたわ。
前情報として持ってたのは、アカデミー賞を2部門獲ったってことと、重い作品ってことくらい。
で、見終わった後、何とも言えない 胸糞悪さ が残ったわ。
そんなときは大抵ネットで他の人の感想読んで、「ああ、ワタシだけじゃなかったわぁ」って溜飲が下がることが多いんだけど、これは思いのほか共感できるものが少なくって(-ε-)

【あらすじ】
路上で遊ぶ11歳のジミー、ショーン、デイヴ。
警察バッジを示した男にイタズラを咎められ、家の遠いデイヴだけが車に乗せられるが、男が刑事だと信じたほかの2人はそれを見送るほかにない。
連れ去られたデイヴは、小児性愛者の男に監禁され性暴力を受けるが、自力で脱出し生還する。

25年後、ジミーの娘ケイティの射殺体が発見される。
mystic2.png
殺人課の刑事として事件を担当するショーン、被害者の父ジミー、事件当夜にケイティを見かけていたデイヴと、あの忌まわしき出来事から疎遠になっていた幼なじみが顔を合わせることになる。
事件当夜、血まみれで帰宅したデイヴは、動揺する妻セレステに対し、強盗に遭って反撃したことを説明するも疑念を晴らすことができない。
ショーンはデイヴの車で血痕を見つけて彼を追及するもケイティ殺害の確証は得られず、ケイティの恋人ブレンダン・ハリスにも殺害の動機を見つけられない。
強盗罪で服役後、雑貨店を営んで家族を養っていたジミーだったが、昔の犯罪仲間の手を借りても娘の殺害犯の足取りは掴めず、悲しみと怒りを募らせていく。
夫の不審な様子とケイティ殺害を結びつけたセレステは、不安のあまりジミーに心の内をすべて告白する。

ショーンは残された弾丸の線条痕が昔の強盗事件のそれと一致することを突き止め、かつてジミーを売って現在は行方不明のレイ・ハリスの息子であるブレンダンを問い詰める。
白を切るブレンダンを帰し、後にハリス宅へ踏み込むと、ブレンダンが口のきけない弟レイとその友人に自白を迫る場面に出くわし、2人が銃を持ち出した末の突発的な犯行だったことを知る。
一方、怒りに駆られたジミーはデイヴを呼び出し、かつてレイを沈めた川べりに追い詰める。
デイヴがあの夜の真相(小児性愛者を見つけ我を忘れて殴り殺した)を告白しても耳を貸さず、強要の末にケイティ殺害を認めさせると、ナイフと銃で復讐を果たす。

ショーンから犯人逮捕の知らせを受けたジミーは、取り返しのつかない過ちを犯したことを知る。
それでも、川に沈めた真実を引き上げることはない。
レイの妻子にしてきたように、デイヴの妻子にも経済的な償いをしていくことを心に誓いながら。


【感想】
何かしら、この 救いのない話…。
ジミーは自分の妻と下の娘2人を守っていくんですってよ。
盛大な思い込みの末にデイヴを殺したくせに。
刑事のショーンもそれを勘付きながら、ことを明るみに出すことはないのよ。
おまけに無言電話の妻が赤ん坊と一緒に帰ってきて。
……ありえないわ。

なんかもう 理不尽祭 でイヤになっちゃう。
いくつも分かれ道がある中で、いちばん理不尽な道を選んでいくみたいな脚本なんだもの。
これは原作どおりなのかしら??
セレステはデイヴの過去を知らないわけではないでしょうに、ちょっとぐらい夫が挙動不審でも信じてあげなさいよ。
ましてや被害者の父で危険人物のジミーに憶測を話すなんて、デイヴを殺すように促してるも同然だわ。

ショーンがデイヴに容疑をかけるのも、ジミーがデイヴを犯人と信じ込むのも、理由付けが薄い のよ。
警察としては弾丸の線条痕調べるのなんて真っ先にすべきだし、そしたら真犯人に辿り着くのも容易だったはず。
もちろんデイヴが死ぬこともなかったのに。

あとは、登場人物の描き込み が圧倒的に不足してるわ。
特に、性暴力の被害に遭ったデイヴがいかにして成長し、結婚して子供を持つまでに至ったのか、っていうところが。
そもそも、この設定を2時間程度で描き切ることが不可能なんだと思うわ。
ワタシが続きモノの海外ドラマを見慣れてるからそう思うのかしら?

救いがなくても、それがノンフィクションなら、そこには「現実を知る」っていう大きな意義があるわ。
でも、救いのないフィクション って、なんの存在意義があるのかしら??
『ミリオンダラー・ベイビー』もそうだけど、クリント・イーストウッドってこういう系統の話が好きなのね。
一方で、救いのある『グラン・トリノ』とか『ヒアアフター』も良かったし、実話を基にした『チェンジリング』には心を動かされたわ。

ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンらの演技を評価しないわけじゃないけど、出色の出来とまでは思わなかったわ。
アカデミー賞主演男優賞(ショーン・ペン)、助演男優賞(ティム・ロビンス)もどうなのかしらね。
付け加えるなら、クリント・イーストウッドの音楽も安直で薄っぺらい印象を受けたわ。
ってことで、星を付けるなら★★☆☆☆(2つ)ってとこね。

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コメント

  1. もふぁもふぁもふぁ | -

    懐かしい映画ですね~。
    ティム・ロビンス ショーン・ペンのファンだった私には、
    本当に、胸躍るような作品だった事は覚えてるし、
    映画館に行きました・・・・。
     でも、救いのない話だった・・という以外は、キレイさっぱり忘れてしまってます(笑)
     大好きな俳優の演技も、さほど印象に残っていませんが、
    あの頃は、そんな事はどうでも良く、ショーンペンとティム・ロビンスが競演ってことだけで、随分、興奮したものです。
     アル・パチーノとで・ニーロが競演した時のような。

     内容は、多分、Ricky247さんと同じような感想だったんじゃないでしょうか。
    内容も覚えてない上、もう1度観たいとも思わないくらいですからね~。

    ( 22:16 )

  2. Ricky247 | -

    もふぁ さん

    さすが映画通のもふぁさんはとっくに見てるのね。
    ティム・ロビンスとショーン・ペンも好き、って覚えておくわ!

    ワタシ根が真面目だから、悪い奴には相応の報いがあってほしいのよ。
    理不尽のてんこもり状態の話はキツいから、2度目を見ることはないでしょうね。
    でもネットで感想を漁ると、思いのほか高く評価してる人の多いこと。
    こういう話が好きな人もいるっていうのは分かるけど、著名な俳優の共演ってことで、ちょっと過大評価されてる気がするわ。

    この題材を映像化するなら、映画じゃないほうがよかったんじゃないかしら。
    全6話くらいのミニシリーズのドラマで、もっと尺を使って人物を立体的に描いて欲しかったわ。

    ( 23:01 )

  3. もふぁもふぁもふぁ | -

    ああああ~確かに

    ちょっと気になって、自分の映画ノートを見開いてみたら、
    確かに、「☆4つ」になってた。
    そして、「圧巻の演技」って書いてあるー!!
    恥ずかしい~!!
    でも、Ricky247さんの言うとおり、当時は、そういう風潮でしたね。
    ショーン・ペンが出たら、とりあえず、良い映画みたいな・・・。
     もちろん、私も、多分そんな感じだったと思います(笑)

    確かに、ドラマがいいですね~。
    でも、観ないと思う~(笑)

    ちなみに、ゲーリー・オールドマン ロバート・カーライル ロバート・ダウニーJrが好き。
    なんか、好みが出ますね~(笑)

     

    ( 00:00 )

  4. Ricky247 | -

    もふぁ さん

    > 自分の映画ノート

    ちょっとなになに!?
    そんなステキなもの持ってて今まで黙ってたなんて!
    まあ今からでも遅くないわ、1ページ残らず公開して、人類共通の遺産として語り継いでいきましょ!
    他人の感想なんてほっといて、さあ!!щ(゚∀゚щ)カモォォォン

    ワタシは好きな俳優っていったら顔で選んじゃうミーハーだけど、歌の上手い人は一目置いちゃうわ。
    ヒュー・ジャックマンとか、ニール・パトリック・ハリスとか。
    あ、ロバート・ダウニー・Jrも『アリー my love』で歌うシーンが良かったわ。でもその後…。

    ( 22:11 )

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