ブレイキング・バッド1-1「化学教師 ウォルター・ホワイト」
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http://www.superdramatv.com/line/breakingbad/

【INTRODUCTION 】
「輝かしくて、怖くて、衝撃的で、時にたまらなく笑える。
『ブレイキング・バッド』はもう21世紀のベスト・ドラマだ。」 ~スティーブン・キング

2008年1月に、アメリカのケーブルTV局AMCでスタートした「ブレイキング・バッド」は、放送直後からその突拍子もないストーリーが大反響を呼んだ。家族を守るために苦渋の選択で犯罪に手を染めて行く主人公ウォルターと、その悲しき暴走が巻き起こす予測不可能な展開は、たちまち人々を魅了。全米中に熱狂的なファンを生み出した。
スティーブン・キングも絶賛したこのドラマは、2010年のアメリカTIME誌「TVシリーズTOP10」においても堂々の1位を獲得。さらに、アメリカ放送業界で最も権威のあるエミー賞をはじめ、数々のアワードを受賞。主演のブライアン・クランストンは、その迫真の演技で圧倒的な評価を得、2008年から2010年まで3年連続でエミー賞最優秀主演男優賞を受賞している。

【STORY】
第2子を妊娠中の妻、脳性麻痺を抱えた息子と3人で、平凡な暮らしを送っていた高校の化学教師ウォルター。しかしある日、医者から末期の肺がんで余命2年だと宣告される。自分の死後に残される家族のために、何とか金を稼いでおきたいと考えたウォルターは、彼がこれまでに培ってきた化学の知識で、高純度のメタンフェタミン(覚醒剤=クリスタル・メス)を精製し、元教え子のドラッグ・ディーラー、ジェシーと共に売りさばこうとするが…。
常識を超えた突拍子もないプロットに全米が驚愕!幾多のアワードに輝いた衝撃のTVシリーズ!ウォルターの“明日なき暴走”、その先には何が待ち受けるのか!?
(フジテレビワンツーネクストより)


【あらすじ】
誕生日という他はいつもと変わらない1日、ウォルターは何かと物要りの家庭のため、学校が終わると洗車場でのアルバイトへ。
レジから洗車係に回され、疲れ果てて家に戻ると、家族と友人たちによるサプライズ・パーティーに迎えられる。
そして麻薬捜査官の義弟ハンクからドラッグが金になることを聞き、さらに「精製現場に踏み込むが、同行するか?」と誘いを受ける。

洗車のアルバイト中に倒れたウォルターは、医者から末期の肺がんで余命は最長で2年と宣告を受け、呆然となる。
妻のスカイラーにも打ち明けず、洗車場も啖呵を切って辞めると、残される家族のことを考え、ハンクからの誘いにすがることを思い立つ。
そしてハンクたち捜査官が現場の民家に踏み込み、容疑者逮捕と現場検証に臨む間、車で待っていると隣りの家から慌てて逃げ出す元教え子ジェシー・ピンクマンと目が合う。

ハンクの追っていたドラッグディーラー "キャプテン・クック" がジェシーだと悟ったウォルターは、その夜、学校の名簿を頼りに彼の家を訪ねる。
そして、警戒するジェシーに対し、逮捕された相棒のエミリオに代わり、化学の知識を活かしたメタンフェタミン(通称クリスタル・メス)作りを持ちかける。
「さもなくば警察へ行くまでだ」と告発をチラつかされたジェシーに選択の余地は無し。

精製に必要な器具を学校の備品から持ち出したウォルターは、化学の復習よろしくジェシーにそれらを説明したうえ、精製場所としてキャンピングカーの調達を任せる。
そして人目のない荒野までその車を走らせると、そこでジェシーと2人、見事高純度のクリスタル・メスの精製に成功する。 翌日、ジェシーはそれを持って元締めの "クレイジー・エイト" に取引をしに行くが、釈放されたエミリオも憤った様子で姿を見せ、相棒の名を吐かされる。

クレイジー・エイトとエミリオがジェシーを拉致して取引に現れ、大金を見せられたウォルターはそれに応じることにする。
ところがエミリオから捜査官だと指摘され、一転して銃を突き付けられると、レシピを教えることを申し出てなんとか2人をなだめることに成功。
仕方なく車の中で精製を始めるが、隙を見て有毒ガスを発生させると、2人を中に閉じ込めてガスで絶命させる。
危機を脱したかと思われたが、エミリオの捨てたタバコで火事が起きたため、殴られて気絶中のジェシーと2人の死体を乗せ、ガスマスク着用で車を出す。

運転を誤った車は道路脇へ突っ込んで停止。
遠くから聞こえるサイレンの音に追い詰められたウォルターは、銃口を自らに向け、引き鉄を引く。
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しかし銃は不発。
万事休すと思われたが、その脇を通り過ぎていくのは消防車。
辛くも難を逃れ、大金を手に家に戻ると、人が変わったような夫を不審に思うスカイラーには何も告げず、セックスに及ぶ。


【感想】
もう! なんで今まで見なかったのかしら! ワタシのバカ!バカ!バカ!ヽ(`Д´)ノ
…ってくらいとにかく糞おもしろくてまいっちゃうわ!w
これと比べたら他のドラマがたいして面白くないってことに気付いちゃうレベルなのよw

平凡な化学教師が余命宣告を受けてドラッグ製造に走る、なんていう突拍子もないストーリー。
ともすれば陳腐になりそうなのに、視聴者をここまで引き込むリアリティはどこから生まれるのかしら??
脚本? 演出? 役者の力量?
きっとそれらを含めたすべてが揃ってこの傑作が生まれたのね。

登場人物の性格やその置かれてる状況を、説明的でないセリフと描写で表現してるじゃない?
これってそうそうできるものじゃないわよね。
何より人物の心の動きが丁寧に描かれてるし、主役のブライアン・クランストンを筆頭に役者陣の演技も上手くて、感情移入しまくりなのよ。
とにかく第1話だけでずっぽり引きこまれちゃったわ!w

【追記】
スパドラでの放送開始でまたシーズン1の第1話から見返してるけど、やっぱり面白いわ。
っていうか、1回見ただけじゃ気付かなかったところまで見えてきて、改めてすごいドラマだと感じたわ。
例えば、ウォルターが何度もマッチを擦ってプールにポイッて捨てるシーン。
ガンの告知を受けてただ抜け殻になってるっていう描写じゃなくて、(マッチの頭部分のリンがmethの原料になることから)methの製造に手を染めると腹を括った瞬間だったのね。
ま、気付かないワタシがにぶすぎなんだけどw

ウォルターの人生が180度変わっちゃう第1話は、まさに怒涛の展開って感じだけど、決して力技じゃなくすべてが筋道立ってて、緻密に組み上げられた脚本に脱帽だわ。

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コメント

  1. リタミツコ | R3CmE9q6

    観ました!

    「ブレイキング・バッド」第1話、観ました!
    “伝道師” Ricky247さんのアドバイスに従って、1週1話ずつ、じっくり楽しみますよ♪

    脚本が、めちゃくちゃうまいですね。
    ちょうど昨日の午後、海外ドラマファンの友達とお茶しながら、「やっぱドラマは脚本だよね~」「日本の地上波のドラマは人気者が出てても、往々にしてそこが弱いんだよね~」とおしゃべりしていたのですが、そこから帰って「ブレイキング・バッド」の録画を見たので、ホント、アメリカのドラマの底力を改めて認識した形になりました。

    無駄のない硬派な感じがいいですね。
    無駄に感傷的な音楽を流さない/無駄な描写を入れない/無駄に想いをセリフで語らせない。
    こういうミニマリズムな感じ、好きです。
    ピンクマンに「なぜこんなことをするんだ」と聞かれたウォルターが「目覚めたんだ(I am awake)」と、ひと言だけ言うところなんか、シビれました~。
    1話だけで“これはイケるな”と分かる、このピンと来る感じ、普段私はよくBBCのドラマで覚えるのですけれど(きっと脚本がイイものが多いから)

    あと、悲劇へ向かってるんだけど、時々さしはさまれるこのオフビートな笑いが上手いw
    奥さんが、ウォルターをおざなりに“愛撫”しながらネットオークションしてるシーンなんて、この夫婦の雰囲気をあれだけで語れてるし、同時になんともおかしくて。

    この地味なキャスティングで、この質のものを出してくるアメリカドラマ界…うーん、やはりあなどれん@あなどってないですけどね

    ( 11:58 [Edit] )

  2. Ricky247 | -

    リタミツコ さん

    > 「ブレイキング・バッド」第1話、観ました!
    > “伝道師” Ricky247さんのアドバイスに従って、1週1話ずつ、じっくり楽しみますよ♪
    >
    > 脚本が、めちゃくちゃうまいですね。
    > ちょうど昨日の午後、海外ドラマファンの友達とお茶しながら、「やっぱドラマは脚本だよね~」「日本の地上波のドラマは人気者が出てても、往々にしてそこが弱いんだよね~」とおしゃべりしていたのですが、そこから帰って「ブレイキング・バッド」の録画を見たので、ホント、アメリカのドラマの底力を改めて認識した形になりました。

    やったわ!(`・ω・´) b ビシッ!!
    リタミツコさんのお口に合ったみたいね!
    このドラマの脚本が素晴らしいのはもちろんのこと、それを体現できる役者陣にも拍手を送りたいわね。
    ワタシは海外ドラマを見るようになって以降、日本のドラマはとんとご無沙汰なのw
    人気俳優("人気"も"俳優"も怪しいけどw)ありきで作られる日本のドラマは根本的なところから変わんなきゃダメな気がするわ。

    > 無駄のない硬派な感じがいいですね。
    > 無駄に感傷的な音楽を流さない/無駄な描写を入れない/無駄に想いをセリフで語らせない。
    > こういうミニマリズムな感じ、好きです。
    > ピンクマンに「なぜこんなことをするんだ」と聞かれたウォルターが「目覚めたんだ(I am awake)」と、ひと言だけ言うところなんか、シビれました~。
    > 1話だけで“これはイケるな”と分かる、このピンと来る感じ、普段私はよくBBCのドラマで覚えるのですけれど(きっと脚本がイイものが多いから)

    そうそう、「無駄」の多いドラマって意外と多いわよね。
    1話完結のドラマだと、時間的制約が大きくってそうなりがちっていうのもあるんでしょうけど、"あざとさ"ばっかりが目についちゃうわ。
    ワタシは表現物一般について、"過不足ない"ってことが大切だと思ってるんだけど、『ブレイキング・バッド』はまさにそれを満たしてると思うわ。

    > あと、悲劇へ向かってるんだけど、時々さしはさまれるこのオフビートな笑いが上手いw
    > 奥さんが、ウォルターをおざなりに“愛撫”しながらネットオークションしてるシーンなんて、この夫婦の雰囲気をあれだけで語れてるし、同時になんともおかしくて。
    >
    > この地味なキャスティングで、この質のものを出してくるアメリカドラマ界…うーん、やはりあなどれん@あなどってないですけどね

    迫りくる死と犯罪が物語の核になってるのに、重苦しくなりすぎずに、ちゃんと息をつかせてくれるってところがいいわよね。
    ワタシもまだ結末は知らないけど、ある程度予想できるからこそ、ウォルターの心情を含めてそこまでの過程をゆっくり味わっていきましょ!

    ( 21:34 )

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ブレイキング・バッド | 原題 : Breaking Bad ( 18:14 )

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